2018年10月21日日曜日

その11 Web漫画の産直配信とは(2)























600枚を超える原稿量、つまり「本気度」と
二次創作・盗作ではないとわかる「独自性」
これがキャリア配信のベースにある条件。すなわち、
Web漫画を産直配信するのには、かなりの忍耐力を必要とする。

ネットの世界で支持を得易いのは、
「異世界」「食べ物」「恋愛(エ口)」の三本柱か、二次創作。
あとは一発勝負で決める事ができる4コマなどの短編。
無名の作家が描く、完全オリジナルの長編漫画なんぞ、
普通はサイトに来てもらうことも難しい。
それを淡々と描き続けるのは、相当根性がいるのだ。
あたしの場合は、介護職の実情を知ってほしい、というのが、
そもそもの動機だったから、やってこれたというのはある。

「お金と名誉」が目的なら、大手出版社に持ち込む方がいい。
ただ、前述の通りこれを狙う人間はめちゃ多いので、
ヒットを飛ばすとなると、宝くじ高額当選並みの低確率。
つまり「選ばれたる漫画家」にならねばならぬのよ。
「選ばれたる勇者」が大好きな、漫画家志望者が多いのは、
こんなところに自己投影があるのかも知れないな。

まあ、殆どの一般人は持ち込みやって、心が折れる経験して、
諦めてしまうんだけど、ここで奮起できる人が少数いて、
何度でも食らいついていくんだよな。
「ドラゴンボール」の鳥山明先生や「遊戯王」の高橋和希先生は、
「少年ジャンプ」でのデビューまでに千枚描いたっていうし。
才能とは諦めない精神力だと、この歳まで生きてくるとわかる。

なお、いたいけな漫画家志望の少年少女に、婆が忠告しておく。
「仕事ください」って自分のアカウントに、
 連絡先つけてる人がたくさんいるけど、
これで依頼があるのは「危ない」業者も多いよ。
描いたの持ってかれて、支払い無しってケースが散見、
これで泣いてる人いっぱい知ってる。
お仕事の依頼が来たら、まず身近な大人に相談しましょう。
これ読んだ大人の方は、お子さんに教えてあげてね。

話を戻すと、
あたしの場合は無料ブログで、更新を続けつつ、
あちこちの無料投稿サイトにも、さわりの部分だけUP。
無料投稿サイトの規約には必ず、
「ここに投稿したら使用権はうちに帰属する」って但し書きがある。
全編あげると色々ややこしいから、頭3枚ほどUPしておいて、
あとは自ブログのURLを貼る。
そうやって興味を持ってくれる人を、少しづつ誘導していった。

投稿サイトには別に二次創作物もあげた。
少しでも知名度を上げるための工作だったことを、白状しておきますが、
本人が大好きなジャンルだったのも事実なんで、そこは笑ってお許しを。
なお、この二次創作「東方project」4コマ漫画は、
今もぼちぼちTwitterほかで更新中。

で、ある程度原稿がたまると、これを単行本くらいの量にまとめて、
別サイト作って置いておく。読んでくれる人のためもあったし、
自分が将来セルフ出版するときの準備でもあった。
これが4巻分溜まった頃に、運命のメールが届いたのである。

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