2018年10月18日木曜日

その10 Web漫画の産直配信とは(1)






















Web漫画の産直そのものは、簡単である。

ここでは、既にデジタル漫画を描ける技術がある、
という前提で話を進める。
製作については、その道のプロがあれこれと、
いろんなサイトで解説してくれてるので、
「デジタル漫画」「描き方」と検索を。
ただ、これ人によってやり方が違うので、
あたしもいずれ、ノウハウを公開するつもり。

まあ、産直Web漫画とはそうして描いたものを、
ブログなりTwitterなりにUPするだけで成立する。
もう少し知識があれば、自分のホームページを作ってもいい。
どのやり方にも無料サービスがあるので、
初期投資はパソコンor製作ツールと
Adobe・Photoshopやセルシスのコミックスタジオ
(後継はクリップスタジオ)などの、
デジタル漫画制作ソフトと周辺機器。
あとはネットにつながる環境があれば、
金銭的にはノーリスクで自分の作品を公開できる。

当初はお金かけてられないから、無料で始めるのが普通だろう。
だんだん集客力が上がってきたら、有料サービスに移行して、
アフィリエイトで収益化、その一方でセルフ出版するのが、
一般的なやり方だと思う。

趣味と仕事の境界編で書いたことと被るが、
あくまで個人的意見として、現状、本気で漫画家を志すなら、
個人で運営を考えるか、大手出版社に持ち込む事をお勧めする。
大手で仕事をするメリットは、その宣伝力。
才能があれば、歴史のある出版社は、
長年培った経営ノウハウと人脈で、大々的に売り出してくれる。
その点、大手出版社で仕事が出来れば、それに越した事はない。
ただまあ、こっちはアイドルスター並みに競争率が高いのがネック。
その点、個人による自営なら、地味ながらアフィリエイトや通販で、
収益を上げる事もできるし、戦う相手は自分だけである。

さて、Web漫画の産直は簡単だが、換金化で一気にハードルが上がる。
換金化の方法は前記事で書いた通りだが、
個人が配信業者と直取引で、一般電子書店に作品を出すことは、
不可能であると思われていた。

それにはいくつか理由があって、
基本、一般電子書店は個人との取引はしない。
先ずは「取次」という会社を通さなければ、話も聞いてもらえないのだ。
「取次」は一般流通でいう「卸売業者」のイメージかな。
普通の人が、イオンに直接野菜持って行っても売れないのと似てる。

そして、取次は個人ブログでの連載物は基本扱わない。
これには色々な事情があると思うが、一番の理由は、
「中途で止められたら信用に関わる」かららしい。
この点は、既に連載が完結しているものであれば、可能性はある。

次に、二次創作物(or盗作)であると目も当てられない事態になる事。
よく出来た漫画が、実は既出の作品に、
インスパイアされたものだったら、権利侵害になる可能性がある。
トラブルになりそうなものは扱わない、というのが鉄則なのだ。
その点、出版社が出しているものは、版元が保証するからね。
当然だが二次創作物は、公式での配信は不可である。

そう考えると「虹ケア」が配信に至った理由は、
「絶対にコピーの作れない」変わった話だった事と、
先方から話があった時点で、既に単行本にして4巻分、
600枚を超える物量があった事が大きいと思われる。

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